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2018年度のコイン市場規模は1,086億円、前年度と比べ8.6%の増加〈矢野経済〉
成長が続くコインランドリーの市場規模について、市場調査とマーケティングの㈱矢野経済研究所(本社・東京都中野区)が、このほど最新の調査結果を発表した。それによると、2018年度のコイン市場は1,086億円の見込みで、1,000億円としていた前年度と比べると8.6%の増加となる。
これは、単身世帯が増加し、一人で行動し楽しむ人が増えることで、「おひとりさま」が経済に与える影響は拡大していく——との予測に基づいて行っている、国内のおひとりさま関連16市場の調査。調査期間は2019年1〜3月で、調査対象は「おひとりさま」関連16市場への参入事業者および業界団体。なお、この調査の「おひとりさま」とは、単身世帯や未婚・非婚者の「お独りさま」のほか、ライフスタイルの変化や趣味・嗜好の多様化などにより、一人で行動・消費することを好む「お一人さま」も含んでいる。
実際に16市場のうち14市場で成長が見込まれており、コインの8.6%増は、12.5%増の個人参加のフットサルに次ぐ高い伸び率になるという。マイナス成長となったのは、婚活関連市場とジグソーパズル市場であった。
ちなみに、この調査ではコイン市場の推移として、以下のように発表している。2014年度856億円、15年度868億円、16年度939億円、17年度1,000億円、18年度1,086億円(見込み)。