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前処理剤・洗浄剤、添加剤、色素回復剤の4製品を紹介!

松井化学㈱(兵庫県尼崎市)は油汚れや臭いに使える前処理剤・洗浄剤の「こじろう」と油性汚れに対する洗浄力UPのための添加剤「MC-アシストL」、ドライ用仕上げ剤として品質向上が期待できる「MC-エレガンSP」、「色素回復剤」の4点を好評発売中。以下で同社が製品を紹介する。

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「こじろう」の名前の由来は、ドライ系と水洗い系で使える「二刀流である」、ということです。70%が洗剤、30%が水という高濃度な製品です。洗浄成分がアルコール成分に近い特性を持ちます。しかし、アルコールは揮発性があり乾きますが、「こじろう」は常温では揮発しません。油汚れに強く、油の付いた作業着、アロマオイルの付いたバスタオル等の除去に効果があります。油汚れの効果的な除去方法はカッター用洗剤併用です。

ZEN_20230601-04-1こじろう

前処理剤・洗浄剤のこじろう

また、獣臭・ワキガの臭い・加齢臭にも非常に効果があります。ぬるま湯に洗剤と併用してつけ込むと10分程度で臭いを除去出来ます。また、ペットの服も動物臭がひどく、あらゆる洗剤で洗っても全く臭いは取れませんが「こじろう」につけ込むと、ほんの数分で臭いが取れました。

クリーニング屋さんでもダウンの獣臭、ワキガなど時々臭いの除去に困る場合がありますが、こんな時、「こじろう」が役に立ちます。商品によっては水洗い、ドライなど洗い方を変える必要があります。水洗い出来るものは「こじろう」を洗剤として使用し、また、ドライで洗浄する場合、部分的なワキガの臭いであれば「こじろう」を水か石油で希釈してスプレーし、15分程度経過した後、ドライ洗浄します。

衣類の中から臭いのするものであればバッチ洗浄で「こじろう」を添加して洗浄します。カッターシャツの衿袖口の汚れの前処理で黒ずみを除去するのにも効果があります。さらに黄変も取りたい場合には、「こじろう」をベースにしたキレート力のある「MC‐スカット」を使います。

「こじろう」は移染除去にも役に立ちます。ポリエステル繊維の移染は、「こじろう」のような油性の強い洗剤にてつけ込み、分散染料を除去することが出来ます。

ZEN_20230601-04-2MC-アシストL

添加剤のMC-アシストL

「MC-アシストL」は、油性の洗浄をUPするための商品でリモネンと洗剤を配合したものです。普通、リモネン配合洗剤のリモネン含有量は多少効果が上がる1%~2%程度ですが、MC-アシストLは含有量が50%なのでカッター・作業着などの洗浄時に添加剤として使用すると油汚れがすっきり取れます。

ZEN_20230601-04-3MCエレガン

ドライ用仕上げ剤のMC-エレガンSP

目安の使用量は30㎏ワッシャーなら50㏄程です。イオン性はノニオンなので洗剤との配合は問題ありません。

「MC‐エレガンSP」はドライ用仕上剤で光沢・すべり(MC‐エレガンSPを100㏄、石油200㏄で希釈、背広等の裏地は石油で20倍に薄め、スプレーする)を付与し、高級仕上げになります。

バッチでの使用はドライ機のドラムにMC‐エレガンSPと衣類を投入し、ベース溶剤をくみ上げ、1分程度まわします。その後、脱液して終了です。加工後にすすぎをすると効果が薄くなるので注意が必要です(石油系溶剤を使用するのでできるだけ臭気の影響が少ないところで使用し、十分な換気を行うこと)。

ZEN_20230601-04-4色素回復剤

スプレーして使う色素回復剤

「色素回復剤(水希釈・スプレータイプ)」は通常は1%~3%の濃度に水で希釈し、衣類にスプレーして使います。また、染料を溶かしたものを少し配合したり色かけ後にも使用できます(例・ネクタイのしらけ、シルク衣類のしらけには1%~3%の濃度に水で希釈したものを筆ぬり、広範囲のものはスプレーしてドライヤーで乾かしながら手で表面をなでると毛並が揃いしらけが直る)。

衣類のテカリを取る場合は、色素回復剤を水で100倍に薄め、スプレーし、ポリエステルなら台所用スポンジの硬い面で、ウール素材なら軟らかい面でブラッシングします(使用後は必ず密栓。涼しいところで保管する)。

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製品の詳細な使用条件などは、同社ホームページ(【松井化学 クリーニング】で検索)で解説されている。問い合わせは同社(TEL.06-6438-7305)まで。



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