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需要を掘り起こし市場規模を5倍に!! 駐車場無し店でも「ふとん丸洗い祭」で売上新記録
ふとん需要を掘り起こし、コインランドリーの市場規模5倍増を目指す!!——コイン機器大手メーカーの㈱TOSEIでは、2018年のコインランドリーEXPOにおいて、コイン市場の拡大および各店舗の売り上げアップに役立つ施策を披露する。
「市場規模5倍増!」とは、なんともスケールの大きな計画だが、その核となるのが“ふとん丸洗い”。
同社では、以前とは比べ物にならないほど早いサイクルで変わる消費者ニーズや、様々な商圏における市場規模・需要動向を探るべく首都圏を中心に直営店を10店舗展開しているが、一部の店舗で“ふとん丸洗い祭”を実施。そこで大きな手応えを得られたことから「市場規模5倍増計画」を今展示会の目玉とすることにしたという。
“ふとん丸洗い祭”とは、どんな内容で、どんな成果が出たのだろうか。
最初に“祭”を実施したのは、東京・五反田にある同社のショールームに隣接された「コインランドリー by TOSEI五反田店」。2018年の梅雨入り前の6月1日(金)〜15日(金)までの15日間、10時〜16時まで、インストラクター(TOSEIスタッフ)が常駐し、ふとん洗いを直接伝授。
また、“ふとん丸洗い祭”のチラシを新聞折込みとポスティングで約2万枚配布し、そのチラシとふとんを持って上記の時間に来店すると500円分のプリペイドカードをプレゼントするとの特典もつけた。
また、“ふとん丸洗い祭”のチラシを新聞折込みとポスティングで約2万枚配布し、そのチラシとふとんを持って上記の時間に来店すると500円分のプリペイドカードをプレゼントするとの特典もつけた。
東中野店(東京都中野区)でも6月29日(金)〜7月2日(月)までの4日間、 “祭”を開催。五反田店とほぼ同じ内容だが、インストラクターが常駐する時間は10時〜17時までと1時間延ばした。告知はチラシを新聞折込みで約2万枚。
両店の“祭”にインストラクターとして参加したTOSEIマーケティング部の荻野耕次部長と須田雅太郎氏によると、「チラシを見たが、羽毛ふとんも洗えますか? 敷きふとんは? など『どんなふとんが洗えるのか』の問い合わせと、料金について知りたいと“下見”にやってくる人が予想以上に多かった」という(枚数によって異なるのでチラシには料金の記載なし)。
気になる成果だが、まず五反田店は“祭”期間中の売り上げは前月と比べ179%、機械の稼働は99回も増えたという。
一方の東中野店は、わずか4日間であったが機械の稼働は236回も!最も利用者が多かった7月1日(日)には、梅雨明け後で日中は30℃を超える暑さの中であったが、同店の1日売り上げの新記録を更新(同店は2017年9月オープン)。
洗濯乾燥機は止まることなく稼働し続けた。
ちなみに同店には大型洗濯乾燥機が2台あるが、この日は大型洗濯乾燥機のふとんコース(高水位で乾燥時間プラス10分、料金は標準コースより200円高い1,700円)が2台合わせて18回稼働。一般的に、コインランドリーでは単価の高い洗濯乾燥機は1日1台3〜4回回れば御の字とされている中で、その2倍以上となる9回稼働は驚きの数字だと言えよう。
洗濯乾燥機は止まることなく稼働し続けた。
ちなみに同店には大型洗濯乾燥機が2台あるが、この日は大型洗濯乾燥機のふとんコース(高水位で乾燥時間プラス10分、料金は標準コースより200円高い1,700円)が2台合わせて18回稼働。一般的に、コインランドリーでは単価の高い洗濯乾燥機は1日1台3〜4回回れば御の字とされている中で、その2倍以上となる9回稼働は驚きの数字だと言えよう。
さらにこの両店は、いわゆる都市型ランドリーで、店舗に駐車場はなく、路上駐車もしにくいため、ほとんどの利用者はふとんを持って徒歩や自転車でやってきていた。
東中野店では、電動自転車で20分かかるという自宅から初日の金曜日に料金等を調べにやってきた女性がおり、「土・日は混むわね」と言って帰っていったが、最終日の月曜日に電動自転車の前と後ろに5枚ものふとんを載せて再来店。
さらに、タクシーでやってきた女性もいて、「チラシを見たら、どうしても洗いたくなった。往復のタクシー代がかかっても、クリーニングに出すより安い!」と帰りもタクシーを利用していたそうだ。
「どうしてもふとんが洗いたくなった」のは、チラシを見た一般消費者だけではない。実は、ふとんがキレイになっていく様子を連日目にしていたインストラクターの二人も、“祭”終了後に自宅近くのコインランドリーでふとんを洗ったという。
“祭”にはそれだけ大きなインパクトがあったのだ。定期的に洗っている人はまだまだ少ないので、ふとん丸洗いが市場規模を大きく伸ばす起爆剤となる可能性は、十分にありそうだ。
東中野店では、電動自転車で20分かかるという自宅から初日の金曜日に料金等を調べにやってきた女性がおり、「土・日は混むわね」と言って帰っていったが、最終日の月曜日に電動自転車の前と後ろに5枚ものふとんを載せて再来店。
さらに、タクシーでやってきた女性もいて、「チラシを見たら、どうしても洗いたくなった。往復のタクシー代がかかっても、クリーニングに出すより安い!」と帰りもタクシーを利用していたそうだ。
「どうしてもふとんが洗いたくなった」のは、チラシを見た一般消費者だけではない。実は、ふとんがキレイになっていく様子を連日目にしていたインストラクターの二人も、“祭”終了後に自宅近くのコインランドリーでふとんを洗ったという。
“祭”にはそれだけ大きなインパクトがあったのだ。定期的に洗っている人はまだまだ少ないので、ふとん丸洗いが市場規模を大きく伸ばす起爆剤となる可能性は、十分にありそうだ。
集中精算システムバージョンアップ
交通系電子マネーに対応
2017年3月に登場したTOSEIの集中精算システムが早くもバージョンアップ! これまでのnanacoやWAON、楽天Edy、ID、QUICPayに加え、SuicaやPASMO、ICOCAなどの交通系電子マネーに対応し、従来は別に必要だったプリペイドカード券売機を搭載したタイプも登場。「TSC-100シリーズ」として2018年7月より販売がスタートした。コインランドリーEXPOの会場で要チェックを!
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