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子ども連れのママの来店大幅アップ リニューアルで50万円→75万円 売上1.5倍に
「以前は平均50万円だった売上が、リニューアル後は75万円になりました。1.5倍です」と話すのは、愛知県東海市を中心に、コインランドリー「マーブル・キャンディー」を5店舗営業している㈱サカエ商会の蟹江社長仙崇(のりたか)。元々は本社のある東海市や名古屋市などで、クリーニング店を12店舗展開している企業だが、今から10年前の2009年にコインランドリー事業を始めたという。
この「マーブル・キャンディー」は東海4県(静岡、愛知、岐阜、三重)と東京・神奈川でコインの開業支援(立地選定や市場調査、施工など)や開業後のフォロー(コールセンター、集金業務、清掃)などのトータルサポートを行い、自社でも10店舗のコインランドリーを展開している東海機材㈱(本社・静岡県浜松市、永田真也社長)の店舗ブランドで、サカエ商会の5店舗は、かつて「たっち」という店名で営業していたが2018年から1年かけて、順次「マーブル・キャンディー」へとリニューアル。
同時に、今まで自社で行っていた清掃業務やお客対応を、東海機材のコイン経営サポートサービスを利用して、委託することにした。
「マーブル・キャンディー」ブランドを利用した理由は老朽化した「たっちのイメージを一新したい」という考えから。カラフルな外装が印象的な「マーブル・キャンディー」で再出発することを決めた。
気になるリニューアルの効果だが、5店舗中4店舗は以前よりも売上がアップしているという。中でも、東浦駅前店は、冒頭の蟹江社長の言葉にもあるように、以前は平均50万円だった売上が、現在は75万円前後で推移している。
月50万円だと、コインの平均的な売上で見れば「普通」だが、月75万円ともなれば、立派な「繁盛店」。売上1.5倍となった理由は何なのだろうか?「改装前後での大きな変化と言えば、客層」と話すのは東海機材でコインランドリー事業の責任者を務める北尾弦取締役事業統括部長。
改装により綺麗になったことで、以前よりも女性客の来店が大幅に増加。特に小さな子ども連れのママの来店が目立つようになった。
マーブル・キャンディーは、カラフルな店舗デザインのため、男性の開業希望者が「外観が可愛らしすぎるのでは?」と敬遠するパターンもあるが、北尾氏によれば「コインの来店客は女性が中心です。マーブル・キャンディーは、子連れのママが気軽に足を運べるよう、子どもがお店を見てワクワクするような外装を意識しています。当社が自信を持ってオススメする店舗です」とのことで、東浦駅前店も、東海機材の戦略にばっちりハマった形となった。
また、売上面だけでなく、以前は5店舗を車で回って行っていた清掃や、お客に何かトラブルがあった際はお店まで駆けつけなくてはならなかったが、先述の通り、清掃もお客の一次対応も東海機材が全てサカエ商会に代わって行うことになり、「以前とは比べ物にならないほど助かっている」と蟹江社長は話していた。
通常、コインランドリーを開業しようとなると発生する様々なコストも、リニューアルの場合は改装費と買い替えや追加購入が必要な機械の費用のみで済む場合がほとんど。東浦駅前店に関しても、大きく費用がかかったのは洗濯乾燥機3台(10㎏2台と15㎏1台)の買い替えだけだった。東海機材では新規出店をメインとし、オーナーの既存店舗のリニューアル提案にも積極的に対応している。
東海4県(静岡、愛知、岐阜、三重)と首都圏にてコインランドリーの開業・改装検討の問い合わせは同社(TEL 053-463-1215)まで。
・東海機材のコイン経営サポートサービスに関してはこちら(コインランドリー経営ナビ)
・マーブル・キャンディーの詳細はこちら(マーブル・キャンディーウェブサイト)
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