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メルカリと提携 コイン店内に洋服出品用の撮影専用ブースを設置
寝具等を洗うためにコインランドリーを利用する人が増えているが、それより断然多いのが衣類を洗う人!
市場をより一層拡大させるためには、中高年層と比べ今一つと言われている若者に、コインをもっと使ってもらいたいもの。そんな若者たちの間で、衣類に関する意識が変わってきているという。自動車やブランドバッグなどを「所有したい!」との欲求を持つ若者が減っているとされる動きが最近はファッションにも波及。購入し着用したら写真を撮り、Instagram等のSNSにアップしたら満足——と、スマホのアプリを使って個人間売買を行い、売ってしまう。こうした消費行動のことを「ワンショット消費」というそうだ。
若者たちが個人売買を行う際、大きな支持を集めているのが、㈱メルカリが運営するフリマアプリ「メルカリ」で、現在の月間利用者数は約1,300万人、2013年7月のサービス開始以来の累計出品数は11億品を上回る。
出品者にとっては、いくらで売れるかが非常に重要だが、大きなポイントとなるのが、自ら撮影する出品物の写真映え(写真写り)。自宅で撮影すると、「日当たりが悪く、出品画像が暗くなってしまう」や「背景に生活感のあるものが写り込んでしまう」といった問題が出てきてしまうのだ。
そこでコイン機器メーカー大手の㈱TOSEIでは、メルカリと提携し、2019年6月26日より、洋服などを出品用に撮影できる専用ブースを設置した実証実験を首都圏3か所(東京・東中野店、埼玉・川口並木店、神奈川・平台店)のTOSEI直営コインランドリーにてスタート。同日、その1つである東中野店でプレス発表が行われると、テレビや雑誌、ネットメディアなど1日で20社近くが集まり、各媒体で大きく取り上げられた。
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