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洗剤ディスプレイにまつわるカラーとマレーシアの文化
前回のマレーシアのコインランドリーの色の話に引き続き、 今回はマレーシアの洗剤と柔軟剤にまつわる色の話をお伝えします。
洗剤は生活必需品なので、大きなショッピングモールはもちろん、コンビニにも売られています。今回レポートしたお店では、洗剤コーナーに行くと大きなディスプレイが。
上の写真は、イスラム教のラマダンという風習に関するディスプレイ。マレーシアはマレー系、インド系、中華系などからなる多民族国家で、それがマレーシアの大きな魅力の一つでもあります。
国民の中で60%を占めるイスラム教徒(ムスリム)の人が断食を行う「ラマダン」と呼ばれる1か月ほどの期間があります。人にもよりますが、その期間中は日の出から日没まで食事をとらず、日常の栄養は日没から日の出までの間にとります。 私の友人も期間中は日没まで断食していたのを思い出します。
マレーシアではその期間中は役所やレストランも営業時間が変わり、そしてそのラマダンが明けると、彼らにとっての新年がやってきます。
新年をお祝いするお祭りが開かれ、それはとても色鮮やかで街が盛り上がるのです。
それがどう洗剤のディスプレイにつながるのかというと、「新年のお祝いに向けて準備をしましょう!」ということ。
そこには洗濯洗剤とともに食器洗剤やファブリーズ、芳香剤なども置かれているのを見ると、日本の年末の大掃除の時のディスプレイを連想させますね。
日本でおなじみのアリエール、スイスでは「ARIEL」と表記されていましたが、こちらでは「DYNAMO」に変わります。
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