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コロナの影響により大幅減〈産機工〉機械出荷統計23.4%減の407億円
(一社)日本産業機械工業会業務用洗濯機部会(鈴木孝則部会長=㈱アサヒ製作所代表取締役会長)は8月6日、全日本クリーニング機械連合会との合同記者発表会を開催し、機械出荷統計を発表した(新型コロナの影響により発表は2年ぶり)。
出荷統計は例年、洗濯脱水機や乾燥機など機種別の出荷台数が発表されているが、コロナの影響により今回は出荷金額のみの発表となった。
機械出荷金額の2019年度は約531億円(5.7%減)、2020年度は約407億円(23.4%減)で、とくに20年度はコロナの影響を大きく受け大幅減となった。18年度まではリネンサプライやコインランドリーの市場拡大により順調に出荷を伸ばしていたが、コロナ禍で12年度の水準(約406億円)まで減少している。
産機工は5社+全機連で運営
会員減少で3社となっていた産機工だが、東都フォルダー工業㈱と㈱プレックスが加わり、従来の㈱アサヒ製作所、㈱東京洗染機械製作所、アイナックス稲本㈱に全機連を加えた5社1団体で運営していく。
鈴木部会長は、「衛生・安心、DXにスマートファクトリー、脱炭素と我々が考えるべきテーマは多いが、コロナ禍で活動が難しい状況にある。WEB会議等を開きながら、日常が戻ったら活発に動けるよう準備を進めている」と述べた。
業務用洗濯機部会の21年度の事業計画としては、統計調査の実施と分析に、環境・安心・衛生および省エネルギー対策技術について最新情報を収集し、対応策を検討する。
なお、両会の役員は以下の通り。
【産機工】▽部会長=鈴木孝則、▽副部会長=山崎真(東都フォルダー工業㈱取締役副社長)、▽幹事長=齋藤豊(㈱アサヒ製作所渉外広報室室長)、▽幹事=西東厚始(東都フォルダー工業㈱総務部次長)、▽監査役=杉本幸一(㈱東京洗染機械製作所上席執行役員管理本部長)
【全機連】▽会長=塚本広二(㈱TOSEI取締役営業本部長)、▽副会長=鈴木孝則、▽監査役=杉本幸一、▽事務局長=齋藤豊、▽幹事=西東厚始(敬称略)
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