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薄くてしなやか、洗濯120回以上もOKな洗濯用「超耐洗コートラベル」と周辺機器

ZOOM UP:EID SYSTEM ㈱

EID SYSTEM ㈱が新たに開発した工業洗濯用「超耐洗コートラベル」が、最終テストを終えてこの1月から市場に出荷される。今回は、その新しいラベルがどのように開発されたのか、同社の開発担当者に話を聞いた。

ラベルの特徴について

弊社が新たに開発したラベルは、濡れ掛け仕様のトンネルフィニッシャーに対応しながら、薄くてしなやかな風合いを実現したコートラベルです。耐久性に優れ、洗濯回数120回以上を達成したほか、素材から製造まですべて国産としながらも、低価格を実現しました。

色は白とカラー5色で、仮接着糊付きのダイカット品が6サイズ、連続紙タイプの幅違いを2サイズ設定し、いずれも供給可能です。

開発のポイントとは?

濡れ掛け仕様のトンネルフィニッシャーは熱風をかける時間が長いため、従来の昇華染料インクでは、印字が消えてしまう問題が発生していました。

一方、顔料インクによる印刷は乾燥による印字消えはありませんが、洗濯による印字薄れがあります。印字薄れの対策強化をすると移染に弱くなるため、弊社では印字薄れと移染とのバランスについて、洗濯テストを重ねながら最適化しました。
また、顔料インクを使用する場合、ラベルの生地が厚くなってしまうという別の課題があります。弊社で販売してきた海外製ラベルもそうですが、厚みがあるとゴワゴワして着心地が悪くなってしまうので、これをいかに薄くするかを開発のポイントとして今回、国内生産で最高のラベルを作ろうということになりました。

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