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デュベカバー対応の「イージーホークJOY」と検品不要の「KUZ-3」

㈱プレックス

神奈川県湯河原町東京リネンサプライ㈱

コロナ禍における衛生意識の高まりから、ふとんに直接触れないデュベカバーを要望するホテルが増えているという。リネンサプライ工場では、生産性が低下するデュベカバーに対応するライン構築が求められるが、神奈川県湯河原町の東京リネンサプライ㈱(向笠淳子代表取締役社長)では昨年11月、イージーホークJOY・高速カレンダーロール・KUZ-3の新しいラインが稼働を開始。その稼働状況について、向笠義伸専務取締役、高橋勝利執行役員に話を伺った。

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(左写真)向笠義伸専務取締役、(右写真)高橋勝利執行役員

増加するデュベに対応する機械選び

創業59年目になる東京リネンサプライは、湯河原、箱根、熱海という有名温泉地のホテル旅館のリネンを生産している。従業員はドライバーも含め概ね60名。

シーツロール1号・2号ラインには元々、イージーホークが2台並んでいたが、どちらもデュベカバーがかけられず、バイパスでの手作業により投入していたという。「前さばきでデュベを広げてセットしておき、バイパスにして4人がかりで投入していたので、かなり人手がかかっていたし、生産性も低かった」と向笠専務。

増加傾向にあったデュベの生産を課題としていた同工場だが、コロナ禍で額縁包布を使用する客先から「衛生上、ふとんに直接触れないタイプに変更したい」という要望が増え、デュベの生産量がさらに伸びたという。

デュベが増えれば増えるほど生産性が低下していく状況になっていたため、同工場ではデュベに対応できるラインに向け機械更新の検討に入り、向笠専務と高橋執行役員がメーカーの工場や展示会を見て周って、作業性や生産性、品質などを検討し、JOY導入を決めた。

作業者の負担を軽減するツインズ機構

イージーホークJOYは、シーツのかけやすさとストック機能による安定・高生産が好評の投入機。新機構の「ツインズ」は、片方の端をセットするとその投入チャックが先に上昇し、残った片方の端が手元に来るため、端を探す手間がなくなった。また、投入チャックはシーツを置くイメージで楽にセットできるほか、高さも3段階切り替えが可能で、省力化が図られている。

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