洗濯業界におけるユニフォーム管理に最適なICチップについて考える

EID SYSTEM㈱

工業用洗濯業界で使用されているICチップには、3つの周波数帯（LF帯・HF帯・UHF帯）がある。

LF（Low Frequency）帯は、電磁誘導方式を使用しており、他の周波数帯と比較すると工業用洗濯業界でも歴史は古く、現在も世界で数多くの洗濯工場で使用されている。LF帯の代表的な例として、動物に装着されているマイクロチップがある。

HF（High Frequency）帯は、LF帯同様、電磁誘導方式なので、通信距離はUHF帯と比べて短めである。人やモノを1対1で認証するような近接エリアでの用途に適している。おサイフケータイや交通系ICカードなどが代表的なHF帯のアプリケーションのひとつである。

UHF（Ultra High Frequency）帯は、電波方式で通信を行う仕組みである。極超短波帯の周波数を使用しており、一括で読み取りが可能なため数メートル離れた距離での用途に適している。在庫管理や自動検品などでこの周波数帯がよく使われている。