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春の繁忙期に付加価値で単価アップ

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70~80%という高い防虫効果を持つ防虫剤配合ソープ「MC―セレクションB」(左)、「少ない点数ならモスリペラントを石油で10倍に薄めたスプレー加工がおすすめ」と同社(右)


松井化学㈱(兵庫県尼崎市)では、『衣類の防虫・防ダニ加工剤』と『石油系仕上剤』、『リント防止剤』を販売中。以下で同社が製品を紹介する。

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ここ数年は、春の繁忙期に防虫加工、夏場は防ダニ加工をされるクリーニング屋さんが増えたように思われます。今年も繁忙期に向けて防虫加工、防ダニ加工を用意されてはどうでしょうか。

衣類の防虫剤・防ダニ剤の基本的な条件は、

①安全性が高いこと

②無臭であること

③効果において持続性があること

④加工が用途により簡単に出来ること

⑤低コストで出来ること

などが挙げられます。安全面からいいますとピレスロイド系防虫・防ダニ剤の中でも特に安全性が高く繊維業界でも布団綿、布団の側地などに防ダニ剤として使用されています。

他の防虫剤と併用しても変色の心配がなく、安心して使用出来ます。

一般にタンスに入れる防虫剤は、揮発性が高くガス化して効果を発揮しますが、「MC―モスシリーズ」は揮発性が少なく、臭いもほとんどありません。これは加工すれば効果の持続性が高く、次回、洗濯するまでは十分に持続します。しかし加工した衣類には効果がありますが、一緒に収納していても加工されていない品物については効果がありません。

■加工方法

「モス原体」は、水溶液ですので水中のつけ込み、水希釈スプレーで加工できます。カタログでは、ドライ用全品加工としていますが、基本的には新液の石油には溶けません。ソープが入っていれば可溶化し溶けるようにしています。使用するソープは、防虫剤配合の「MC―セレクションB」、「W・クリーンCA―SP」があります。

使用方法は、ドライ溶剤100ℓに対して「モス原体」30㏄を溶かしこむと全品加工になります。水に付け込む場合は、4000倍希釈(水40ℓで10㏄)、スプレーする場合は、400倍に水で希釈してスプレーします。多少のムラつきはあっても結構ですが、表裏にスプレーして下さい。

「モスコンク」は「モス原体」を利用して石油に溶解できるようにしたもので、濃度は「モス原体」を100%とすれば50%品です。加工方法は乾燥機でのスプレー加工(「モスコンク」を石油で200倍に薄めたものを1着当たり40㏄スプレー)。

ベースタンクから石油を汲み上げ、バッチ加工が出来ます(汲み上げ溶剤50ℓに対して「モスコンク」を25㏄添加して加工)。全品加工の場合、約70%、乾燥機によるスプレー加工は90~95%、バッチ加工はほぼ100%に近い防虫効果が得られます。

その他、依頼点数が少ない場合には「モスリペラント」を石油で10倍に薄めスプレー加工するものも用意しています。

加工コストで考えると、「モス原体」を使用した全品加工の場合は1点当たり1・5円、「モスコンク」を使用したスプレー加工は3~4円、いずれも、防虫加工依頼品をまとめて処理するとコスト低減になります。

繁忙期に役立つ「松井製品」

また、繁忙期に向けて大変役に立つ商品を紹介致します。

今回紹介する石油系仕上剤「エムシーエクセルゾール用」をドライ用溶剤に対して0・5%添加するだけでシワは伸び、ほとんど仕上げがいらない状態になります(溶剤の量はベースタンク、フィルターを含めた溶剤量になる。100ℓに対して「エムシーエクセルゾール用」500㏄をベースタンクに添加するだけでよい。また、追加添加は新液を追加する時だけでよい)。

また、洗ったあと毛ボコリが衣類につくと手間がかかり作業性が非常に悪くなります。こういった場合の時に「リント防止剤」をベースタンクに0・1%添加するだけで乾燥時にリントがつかなくなります(溶剤100ℓに対して100㏄添加)。

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問い合わせは同社(TEL06・6438・7305)まで。

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