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ATAでタオルライン無人化
省人省力設備として話題の㈱プレックスのタオル自動機「ATA-BF1」。香川県の㈱トーカイ(本社・高松市)ホテルリネン工場では、メディカルリネン工場に続いて導入、昨年12月より稼働を始めている。
同社メディカルリネン工場では、乾燥後のタオルをコンベアでATAに供給することで、連洗投入から結束までの工程を無人化しているが、ホテルリネン工場ではマットが混在していることから、ワゴンからマットを仕分けてバス・フェイスタオルをATAに投入。 ピックアップしたタオルは、上部で広げる展開動作が行われ、タオルフォルダーへ自動投入される。たたみの品質と生産性を維持するには、まっすぐに速く投入できる自動化技術が求められるが、同機は以下の機構により精度を高めている。
まず、「整形ローラー」でセンサーがタオルの傾きを検知しながら補正し、真っすぐに整える。そして、「端揃え移動体」、「端揃えローラー」(オプション)により一定のラインに端を揃え、フォルダーへ自動投入する。
生産能力は、標準のシングルピックアップ仕様で時間600枚、ダブルピックアップ仕様は700枚。
濃色タオルの品質検査もOKのTUZ
ATAラインとのコンビとなる両面検査装置付フォルダー「TUZ-2N」は、両面検査と4つ折りタオルフォルダーが合体したもので、プレックス独自の検査アルゴリズムと高感度カラーカメラにより最少0.5㎜角の欠陥検出が可能。色物の検査にも対応しており、同工場でもカラータオルを投入している。
色物は、生地の色により一般的な汚れが目立たず検査が難しいが、新たに開発された検査ソフトウェアは、人間の目の感覚に沿った判定基準を盛り込み誤検知を極力なくすことに成功した。
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