- 最終更新日:
《第34号ダイジェスト》プレックス:タオル自動機ATAバージョンアップ、バスタオル フェイスタオル・バスマット、3種混在投入が可能に
省人化へ導入が進むプレックスのタオル自動機ATAシリーズ。フォルダー投入を自動化する同機は、バス・フェイスに加えバスマットにも対応する「ATA-BFM1」が開発された。これに3スタック機能のフォルダー「TRZ-K1」を接続すれば無人ラインでバス・フェイス・マットの混在投入が可能となる。
今回は、1年前にATAを導入し、バスマット対応の改造も完了した静岡市の㈱日洗(水野智文社長)を訪問し、ATAの稼働状況を聞いた。
人を増やさず機械化で増産へ
日洗は、1969年創業。30年前、ホテル経営をしていた水野社長の父親が日洗の事業を譲り受け、まだ23歳だった水野社長が同社を任されたという。その後、工場敷地を2倍に拡張、近代設備を増設して事業を拡大していった。現在は連洗2台、バッチ洗濯機4台、ロール4ライン、タオルフォルダー5台などを揃える。従業員44名。
1年前に稼働を始めたATAの導入の目的は、「省人化」だったという。ただ、コロナ前まで全国的に深刻化していた人手不足対策かというと、そうではないようだ。
水野社長は「この地域は大手企業の工場も多いが、コロナの前も人手不足に陥ったことはなく、求人を出せば必ず集まるような状態だった。
ただ昨年、同業者が廃業することで増産が必要となり、そこで人を増やすよりは自動化、省人化の設備を入れて効率の良い生産をしたほうがコスト低減にもなるのではないか」として、ATA採用を決めた。タオルフォルダー1台を撤去し、またタオルラインの横にあった倉庫も撤去し、ATA-BF1とTUZ-1Nのラインを組んだ。