• 《第34号ダイジェスト》プレックス:タオル自動機ATAバージョンアップ、バスタオル フェイスタオル・バスマット、3種混在投入が可能に
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《第34号ダイジェスト》プレックス:タオル自動機ATAバージョンアップ、バスタオル フェイスタオル・バスマット、3種混在投入が可能に

タオルフォルダーへの投入作業を自動化

ATAは、上下に動くクランプによりタオルをピックアップ、上部で展開動作が行われフォルダーに自動投入される。たたみ品質と生産性維持には、まっすぐ速く投入する技術が求められるが、同機では以下の機構により精度を高めている。

まず、「整形ローラー」でセンサーがタオルの傾きを検知しながら、真っすぐに整える。そして、「端揃え移動体」、「端揃えローラー」(オプション)によりタオルの端を揃え自動投入する。タオルの対応可能サイズは、バス1,200×600㎜〜1,650×760㎜、フェイス800×320㎜〜1,000×450㎜、マット600×400㎜〜700×500㎜。

生産能力は、標準のシングルピックアップ仕様で時間600枚、ダブルピックアップ仕様は700枚。

同社のATAは昨年、BFM1に改造済み。同仕様はバス・フェイス・バスマットに対応し、フォルダーが3スタックのTRZ‐K1であれば、3種混在のまま自動投入が実現するが、同工場は2スタックのTUZ-1Nのためバスマットは分けて別に投入している。

バラつきなく、昼休みも無人で稼働

同工場では1日約1万2,000枚のタオルを生産し、うち約5,000枚をATAラインで処理。常に時間600枚以上の生産ができている。通常のタオルフォルダーはMAX650枚/時だが、検品しながらの投入は慣れが必要で、人によってバラつきがあるという。


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昼休み中も稼働するATA

「ATAはバラつきなく稼働し、検査装置で品質も安定している。朝来たらすぐに動かし、昼休みも稼働を続けられる。生産スピードはまだまだ伸びる」(水野社長)。

タオル生産量の約4割をATAラインで生産することで、増産になっても人を増やさず、かつ残業もなくこなせており、さらにタオル担当がガウンの手だたみを手伝える余裕もできたという。

ATAで処理できるアイテム増やす

ただ、ATAは裏表の判別ができないため、現在はロゴ入りタオルなどは通常のタオルラインで処理し、定番品で裏表関係なくたためる無地タオルをATAで処理する。

今後、さらにATAの生産能力を活かすためにも水野社長は「客先には定番品か両面にロゴがある両表タイプに変更をお願いし、ATAで処理できるアイテムを増やしていきたい」としている。

※問合せ=TEL.087-882-6501。






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