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第1回ZENDORA商況調査:2021年の「春」がやってきた! 過度な値引きセールに変化の兆し?
2021年の桜前線(ソメイヨシノ)は、3月11日に広島からスタートした。
同県が全国で開花トップとなったのは1953年の統計開始以来、初めてのこと。その後、東京でも14日に開花宣言がなされ、こちらも観測史上最速であった。気象庁が3月1日に発表した内容によると、昨年12月〜今年2月にかけては東・西日本と沖縄、奄美が暖冬だったことから、全国的に開花のペースは早まっているとのこと。
そうなると、当業界の関心ごとと言えばやはり「春の衣替え」。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、11都府県に、2度目の緊急事態宣言が発出されたこともあり、冬シーズンの外出を自粛する消費者も多かったことから「出かけないと、服も汚れない、クリーニング品も出ないのでは」という不安の声も挙がる中、本紙が3月30日に実施した、今年最初の商況調査によると、27・28日の週末を中心に全国的に「シーズンイン」を迎えたクリーニング業者が多かった。
もちろん、「例年並み!」という業者はそう多くはなかったものの、「この忙しさこそ、自分たちの存在意義」といった前向きな声も挙がった。
特長的だったのは、「過度な値引きはしない」との意見。コロナ禍で売上が減る中、「必要以上の値引きはもうしない」との声。
これまで、春と言えば、年に一度の書き入れ時にもかかわらず、大幅な値引きを実施するクリーニング店が多かったが、そうした状況の変化が、印象的だった。
3月最終週、各地で冬物動きだす
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