- 最終更新日:
2022 年頭所感よりPART1〈2022年の展望と方針〉
全国クリーニング生活衛生同業組合連合会
会長 小池広昭
昨年も新型コロナウイルスの猛威にさらされた一年でした。全ク連でも活動制限を強いられる中、機構改革並びに業界環境改善に向けての取り組みを深化させてきました。
機構改革関連では、クリーニングギフト券事業が昨年末をもって終了いたしました。また、組合組織の次世代育成・支援対策の早期構築に向け意見交換会で白熱した議論を展開してきました。
一方、業界環境改善対策では、一般社団法人クリーンライフ協会との連携の下、「クリーニング師試験全国統一化」実現に向けた活動の加速と、プラスチック資源循環促進法でクリーニング用プラスチックハンガー並びにポリ包装が特定品目に指定されたことへの対応を進めました。
なお、これらの業界環境改善に係る状況等は、本年2月開催のクリーニング産業総合展で公表する予定です。
本年も引き続きのご理解、ご支援をお願い申し上げ、年頭のあいさつとさせていただきます。
全国クリーニング協議会
会長 髙木健志
2022年は色々な「法改正」が行われます。当業界はもとより各社それぞれに対応できるよう準備を整えていくことが必要です。
また、長年にわたり全協が取り組んできた外国人研修生の期間3年制度の実現に関して、長引くコロナ禍により大きく環境の変化はありましたが、ようやく実現できるところまでたどり着きました。
この2年間クリーニング業界はコロナの影響で全国的に大きな打撃を受け、今後においても全回復は難しいと言われています。
更に原油価格の高騰などの影響から資材関係もほぼ全てのものが値上がり傾向にあることも踏まえ、シーズン期の適正価格への是正をはじめ、各社が生き残りをかけた需要の掘り起こしに取り組まなければならないと思っています。
今後とも全協の活動に対しご理解・ご協力をたまわりたく、よろしくお願いいたします。
一般社団法人日本リネンサプライ協会
会長 山田修
昨年は、コロナ対応の一環として、協会から国や関係団体への働き掛けを行いました。2月には厚生労働省に対して、業界に対する支援の拡充を求める要請行動を行い、4月には日本ホテル協会等関係団体及び観光庁に対し、GoToトラベル事業に係るキャンセル料の国の補填金の適切な配分への配慮を依頼する文書を送りました。
また、関東支部の12社で、東京オリ・パラ選手村の「リネンクリーニング業務」を実施し、大会の成功に貢献しました。
新年度には、リネンサプライ講習会、衛生基準認定事業、評価試験等を適切に実施します。昨年2月25日に協会創立50年を迎えましたが、「記念式典・祝賀会」を来る6月17日に開催することにしました。
皆様方のご出席をお願いします。
コロナの早期終熄、皆様方の益々のご健勝と会員各社の業績の一日も早い回復を祈念申し上げ年頭のご挨拶とします。
日本クリーニング生産性協議会
理事長 西川芳雄
平素は当協議会にご支援ご協力賜り心よりお礼申し上げます。
近年は経営研究会において、異業種の企業を訪問させて頂き、その企業の使命感そして課題の克服までを学ぶことに大きな価値を見出し重点企画としてきましたが、会員の皆様から異業種の挑戦への関心が益々高まっていることを感じております。
昨年度は現地訪問が出来ない中、ラーメン「まこと屋」の営業部長・大槻貴博氏の熱い講演、日本経済新聞社編集委員・田中陽氏のワークショップでは厳しい状況の業界のデータを基にした解説から今後の経済界の方向性を示唆頂きました。
本年度は「現場」「リアルなコミュニケーション」とリモートを併用し、参加しやすい学びの場を開催します。
社会変化の中で成功している異業種、進歩する技術から、変化への適応、挑戦する為の学びの場を創っていきますのでよろしくお願いいたします。
東京都クリーニング経営協議会
会長 小川賢治
クリーニングする衣類の点数は減少し、業者間での大きな割引競争が加わり、平成初期をピークとして、三分の一にまで需要は縮小してしまいました。
賃金単価の上昇が、扶養範囲内で働く短時間就業者の方々の労働時間の減少に繋がり、人手不足に拍車もかけています。
業界の対策としては、薄利多売を脱して、利益生産性の向上に向けて、品質・サービスの改善に努め、適正科金化に取り組み、持続可能な経営環境を整えなければなりません。そのためには作業環境の改善も行い、より有能な方々にクリーニング業に目を向けていただかねばなりません。
当会では40年以上も前より、当会の会員に限定する事なく、クリーニング大学を開講し、店頭スタッフの育成に助力してきましたが、一昨年秋より自粛せざるを得なく、開講できず残念でした。新年は早い時期にクリーニング大学を開講し、中間管理職の方々の育成のゼミナールも企画する予定です。