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2022新春レポート リフォームを軸に業界再興へ 就労継続支援A型事業所と連携

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高級感漂う平尾本店の入り口外観。リフォーム主体の店格/福岡市  New Style Lab

リソースを自社で抱えず変動化

クリーニング業界の再興を考えた時、必要不可欠なのが新規の事業者参入。いまから「クリーニング業界に参入してみたい」と考える企業や個人が増えるほど、設備投資による資金や新たな経営ノウハウの構築・挑戦などで情報も動き、既存事業者にとっても良い方向へ進んでいく。

プロ野球チームに例えるならば、体力に限界を感じて引退をするベテラン選手が居る一方で、新たな若手選手を補充し成長、加えて実績ある有名選手をFA権で獲得して戦力補強を行う。人の流動が活性すればチームは強くなり野球界全体も盛り上がってくるように、いま業界に求められるのは新しいプレーヤーの参入とアイデアの革新である。活気ある業界や企業は、いつも人の出入りが盛んである。

デリバリー事業やネット事業を展開する株式会社トゥトゥモロウ(福岡市南区・坂田知裕社長)は、就労継続支援A型の事業所を運営する法人、株式会社R101(宮﨑栄二社長)とともにリフォームとクリーニングを主軸にしたファッションメンテナンス店「NewStyleLab(ニュースタイルラボ)」を展開。異業種連携を通じて既存クリーニングサービスに新たな革新をもたらしている。

コロナ禍でライフスタイルが一変したいま、事業のリスタートを考える既存事業者にとって自社資源だけでの変革が難しければ異業種連携を模索しても良い時代。クリーニングと福祉事業者、そしてリフォームサービスというひとつの事例ではあるが、大量消費の時代から持続可能な社会への転換点において、互いのメリットを活かし連携する姿は参考となる点も多いはずだ。

既存業者とは大きく異なる収益・運営構造

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