コインランドリーに洗濯代行etc…　「クリーニング」を軸に事業展開

「洗濯のプロフェッショナル」だから提供できる付加価値

今号2・3面で取材記事を掲載した千葉県南房総市の㈲小林クリーニング店は、2019年9月に発生した台風15号で店舗が半壊してしまい、3年の歳月を経て、まもなくリニューアルオープンを迎える。「下なんか向いている暇はなかった」――とにかくエネルギッシュな小林讓次社長の姿が印象的だった。

その新店舗で行うサービスは従来からのクリーニング業だけではない。洗濯代行、そしてコインランドリーも併設した。小林社長は、この3年の間、周辺地域における「洗濯」の動向をひたすらウォッチ。すると、わざわざ遠くにあるコインランドリーに車で通う人がいたり、高齢者が「洗う・干す・畳む」という家事に対して想像以上に困っていることが判明。そこから今回2つの新サービスを始めることを決めた。

　

小林クリーニング店の洗濯代行で使われるランドリーバッグとチラシ（記事はこちら）

そんな洗濯代行とコインランドリー。もちろんベースとなっているのは、これまで営んできたクリーニング業にほかならない。洗濯のプロフェッショナルだからこそ、一味も二味も違う付加価値を提供できる。