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三幸社 創業45周年・第三工場完成記念展示会

『新しい産業文化を作る』東京都八王子市2月22日〜23日

㈱三幸社では2月22日(水)~23日(木・祝)、創業45周年・第三工場完成記念展示会を開催する。会場は、昨年11月に完成した第三工場及びショールーム。時間は両日とも10~16時。今回は、『新しい産業文化を作る』をテーマとして、まったく新しいコンセプトで開発した新製品を発表。ランドリーで儲ける仕組み作りなど、新たな業態創出を提案し、「新鮮な驚きを提供します」としている。

新製品は、国内外の展示会で話題の「ノンプレスフィニッシャーST‐9000シリーズ」、私物洗濯はじめ幅広い分野で活用が広がる自動たたみ機「オートフォルダーAF‐1000J」、最新ワイシャツ仕上機「LP‐5000J/6000J」を中心に、仕上機・包装機など最新ラインナップを一堂に揃える。セミナーも開催予定。


新たな需要を創出する機器を提案

ノンプレスフィニッシャー

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水洗い品をワンオペ60点/h

「クリーニングの未来への新たな提案」として三幸社が開発したノンプレスフィニッシャーは、PTB衣類(ポロシャツ・Tシャツ、ブラウス)、ズボン、スカート、ワンピースなどの水洗い衣類をプレスなしで仕上げ乾燥できるもの。

従来のトンネルフィニッシャーとは一線を画した乾きの良さとシワの伸びの良さが特長で、濡れ掛けで乾燥機不足という課題を解消する。なお、同シリーズは加湿ユニット1+乾燥ユニット1~4の4機種。最大140℃まで設定可能な耐熱仕様と省エネ機構が特長。

ドライ品に比べて仕上げに手間のかかるランドリー品を効率良く乾燥仕上げすることで、これまで積極的に集めてこなかったランドリー品を新たな需要として成長させようというのがノンプレスのコンセプトだ。

ほかにも、「ノンプレスサービス」のメニュー化や洗濯代行による家庭洗濯衣類の獲得、さらにユニフォームなど業務用クリーニング品の取り込みといった幅広い展開も視野に入れた設備となる。

展示会では、ノンプレスフィニッシャーにダブルカラーカフス仕上機「LP‐685J」、静止乾燥機「DS‐300J」、パフ仕上機「ファインスチームシリーズ」を組み合わせ、「ワンオペで60点/h」を仕上げるシステムを実演。ドライ品の需要が縮小する今、ランドリーで利益を生み出す仕組みを提案する。

オートフォルダー

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たたみを自動化

高齢化社会において需要が拡大している病院・介護施設の私物洗濯。クリーニング工場でも扱うところが増えるが、たたみ作業に手間と人手がかかるのが課題。その作業の効率化に向けて開発されたのがオートフォルダー「AF‐1000J」。リネンサプライやアパレル・物流、さらにクリーニングの新需要創出への設備として提案する。

Tシャツ、パジャマ、タオル、ズボンなど多品種に対応する同機は、左右のクランプ(幅の狭い品物は中央のクランプ)に差し込むと、たたみ方をセンサーが自動で選択し、1客ごとにスタックされてコンベア排出する。靴下などの小物はスタックしたものを一旦、投入者側に排出し、合流させる仕組み。

生産能力は最大400点/h。タッチパネルで操作をサポートするほか、透明な扉は機械内部を目視でき、扉を開くと自動停止する安全構造。移動も楽なキャスター付。

次世代型シングルボディ

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パワフル&省エネ

次世代型シングル仕上機「LP‐5000J」は、パワフルツインラジエター搭載により、素材を問わず10秒プレスを実現したプレス機。導入工場では生産性向上により、台数を減らして省人化できた事例もある。

1時間あたりのプレス時間は13分20秒(80枚の場合) となり、その時短効果は生産性向上とともにコストメリットも高い。さらに排熱の約40%を回収するほか、加熱蒸気を噴出させるスチームインジェクションの廃止により省エネ化。これらが暑さ対策にもなり、作業環境向上につながる。

▼最新機器ラインナップ

ほかにも、ブラウス・ポロシャツ仕上機「MF-300J」、ズボン万能プレス「DP-130RJ-V3」、パンツトッパー「DF-730J-V3」、立体ボディ仕上機「D050J-V5」、集合包装対応型の半自動包装機「PM‐470J」など、最新機器を展示予定。 ※展示会詳細および来場事前登録はこちら【三幸社ホームページ:展示会特設ページ】より。

問合せは、TEL.042-621-1182まで。


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