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業界にも対面レジの時代到来か!? デジジャパンも出展『SMTS 2023』賑わい戻る
㈱デジジャパン(東京都港区)は先月、千葉県の幕張メッセで行われた展示会「スーパーマーケット・トレードショー(SMTS)2023」に出展した。本展はスーパーマーケット及び食品業界向けに開催される最大級の展示会で、同社はTERAOKAブース内で出展。本紙も含めた、業界各媒体で案内をしていたこともあり、クリーニング業者の来場もあった。
ブースでは、昨年11月にリリースした対面セルフレジを展示。これは、最新UI(ユーザーインターフェース ※機器やソフトウェアの操作性のこと)を搭載したPOSレジとして発売されている同社の最新機種「DUKE advance」に自動釣銭機を接続したもの。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで普及が進む対面セルフレジは、利用者から「自分のペースで会計ができる」「(対面レジと比べて)空いているのでスムーズ」といった声が挙がる。
そして何より、現金の受け渡しが自動釣銭機で行われるために違算がなくなる。これはスタッフにとって心理的負担の大幅な軽減に繋がり、昨今は働き口を選ぶ際の基準の一つにもなっているという。また、閉店時の締め作業の時間短縮や、利用客が支払処理を行っている間にスタッフは別の作業を行うことができるなど、導入することにより得られるメリットはむしろ「働く側」のほうが大きいと言える。
「試食」「試飲」再開。活気が戻ってきた
また、展示会全体に目を向けると、毎年足を運んでいる記者としては「ようやくコロナ前の活気が戻ってきた」という印象だ。本展と言えば、食品メーカーや商社が多数出展し、様々な試食・試飲ができることが醍醐味(?)の一つ。しかし、コロナ禍となってから、それを楽しめるブースは激減していた。だが今回は多くの出展社が試食・試飲を再開しており、どの
ブースにも一味試そうとする来場者が列をなしていた。コロナ前のような光景がそこにあった。
なお、登録入場者数は3日間で6万2525人であった。
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