最終更新日:

「脱・クリーニング事業への依存」目指す白光舎

コインランドリーと洗車場併設の相乗効果は

県内有数の大手事業者 目線は常に先へ

千葉県八千代市に本社を構え、直営103店舗を展開している㈱白光舎(橋口和生社長)が2023年4月末、八街市(やちまた)にオープンした八街営業所はクリーニング・コインランドリー・洗車場の複合店。

ZEN_20230601-02-2

八街営業所の全景。取材中も左奥の門型洗車機が利用されていた

ZEN_20230601-02-1

県内有数の大手事業者である同社では、橋口社長ならびに創業者である会長の意向により、全社を挙げて事業の多角化を推進している。クリーニング・ユニフォームレンタルのメイン2事業に加えて、コインランドリーを13店舗、洗車場を3店舗を展開。さらにコインランドリーと洗車場の併設店も2店舗営業している(本紙2021年7月15日号に取材記事を掲載)。

コインランドリーは2005年に1号店をオープン。県北部の佐倉市にある、さわやか洗濯応援ランド王子台店を始め、既に開業資金をしっかりと回収している店舗もある。洗車場に関しては、コインランドリーよりも手探りではあるものの、こちらも継続的に出店を進めている。

コインランドリーは雨の日に機械の稼働率が高くなり、洗車場は晴れの日に多く利用される。両施設を組み合わせることによって、天候による売上の減少を補完、施設全体として収益の安定化が期待できる。また、洗濯も洗車も終わるまでの待ち時間が利用者にとってネックだが、洗濯をしながら洗車をできるのも利点(逆も然り)。互いの存在を消費者に認知→利用させる役割も担うなど、様々な相乗効果を見込むこともできる

この記事は、有料会員限定です

  • 有料会員登録すると、全ての限定記事が閲覧できます。
  • この記事のみ購入してお読みいただくことも可能です。
  • 記事価格: 300円(税込)

関連記事