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平均的なコインランドリ―の売上を遥かに超えるランドリープレス クリーニング×コイン併設の強みを語る〈中編〉
クリーンフェスタHYOGOセミナーより
コインランドリーは、カフェやペットランドリーなど様々なタイプの併設店があります。私たちのもとにも、ご依頼が多いです。でも私は絶対やって欲しくありません。
それはなぜか? 自分で色々と試してみて、クリーニングとのタッグが一番相性が良い(儲かる)ことが分かっているからです。
まず、有人店の方が、人件費はかかりますが、初めて利用する人にも丁寧に説明ができるので、リピートに繋がり、売上も上がりやすいです。その説明をクリーニングに精通したスタッフが行うという点は、他のサービスとの併設にはないアドバンテージです。
人件費がかかると言いましたが、クリーニングの接客業務を行いながら、空いている時間はコインランドリーの店内清掃や接客、終わっても取りに来ないお客様の洗濯物の移し替えなどを行うので、人件費を有効活用できます。
それから、コインランドリーを併設することで繁閑差を小さくすることができます。雨が2日続けば乾燥機の稼働率が上がり、ふとんや靴などアイテムによって集中して洗われる時期もあり、梅雨・年末・正月もコインランドリーは繁忙期です。
クリーニングとコインランドリーを組み合わせることで、年間を通じて売上のある商売になります。
クリーニング店だけやっていて、現金が少ない苦しい時期があると思いますが、そんな時にコインランドリーをやっていると心強いです。手元に現金が残っていますから。
直営店におけるオプションの売上(赤で囲んだ部分)。A店は年間約120万円。B店は約100万円。C店も約55万円。コインランドリーの1か月における平均売上が60万円だとすれば、A店とB店はオプション料金だけで1か月分を遥かに超える金額を生み出していることが分かる
業界の平均売上を超える理由
では、直営のコインランドリー売上が業界の平均的な売上を大きくクリア(前編)していることも含め、当社の手掛ける店の売上が高い理由をお伝えします。
まず、私たちはクリーニング屋でもあるので、洗剤も独自で開発しています。使う洗剤は当然しっかり汚れ落ちするものですが、お客様は一般消費者ですから、見た目でも綺麗になることを感じてもらうため、泡立ちしやすい洗剤をメーカーに要望して開発してもらっうなど、細部にこだわっています。
それから、先ほども言いましたが、クリーニングに精通したスタッフがいますので、ふとんを始め、難しい洗いなどに関しても、アドバイスができます。
そして機械です。当社の社員はみんなコインランドリーが大好きなオタク達です。そんな社員が毎日、様々なコインランドリーに足を運んで、自分たちの洗濯物を試しに洗っています。「あったらいいな」と思う機械をメーカーにお願いして作ってもらいます。特長は一言で言うと「自分好みの洗い方ができるコインランドリー機器」です。
当社の洗濯乾燥機は、標準コース、布団・毛布コース、そして現在は敷布団専用コースの3つのコースのうち1つを選択するところから始まります。でもこれも、タッチパネルなのでカスタマイズできます。
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