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子ども虐待のない社会へ
子ども虐待の実情や原因、対応策、子どもに与える影響などの周知・啓発を通じて「子ども虐待のない社会」の実現を目指す『オレンジリボン運動』を実施している特定非営利活動法人 児童虐待防止全国ネットワークでは、毎年11月を「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」(昨年までの名称は、児童虐待防止推進月間)としており、『子ども虐待防止オレンジリボン啓発マスク』配布の協力を全国の企業・個人に呼び掛けています。
◆増加の一途を辿る児童虐待事件数
ゼンドラでは以前からクリーニング店のお客様向けフリーペーパー「WOMAN'S GATE(ウーマンズゲート)」で、オレンジリボン運動の応援と児童相談所に通告・相談できる全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」の普及活動を行っており、またマスクやチラシの配布およびポスター掲示のお願いなど、新聞配布・配信を通して同運動の周知・啓蒙にご協力をいただいているクリーニング店に心より感謝申し上げます。
現状では、令和4年度中に全国232箇所の児童相談所が児童虐待相談として対応した件数は21万9170件、対前年度比5.5%増(1万1510件増※速報値)で過去最多となってしまいました。
◆通告増加は見逃される虐待が減っている証
増加傾向が毎年続いていますが、背景には家族親戚、近隣知人、児童本人等からの通告が増えたことも挙げられます。「間違い(勘違い)だったらどうしよう?」とためらい、通告をしないという状況から、「まずは通告しよう!」という意識変化もオレンジリボン活動が一端を担っています。
しかし、残念なことにこの「オレンジリボン活動」の認知度も十分とは言えず、令和2年の調査では7.6%にとどまっています。でも、この活動を知っている人の方が児童虐待への関心が高いことから、もっと多くの人に知ってもらう必要性を感じています。
虐待はどんなケースでも子どもに大きな傷を与えます。長引けば長引くほど傷は深く長く影響を与えます。私たちにできることは、普段近所にいるはずの子どもの姿がしばらく見えない、頻繁に悲鳴が聞こえる、不潔な衣服を長い間着ている、夜間に一人で歩いている子どもがいるといった、地域内の「変化」を察知し189や児童相談所に通告することです。
地域密着のサービス業であるクリーニング店だからこそ、安全な地域社会の構築に携わってほしい、オレンジリボンの運動を来店客に広めていくことが「子ども虐待のない社会」の実現につながるのだと信じています。
オレンジリボン啓発マスク配布
協力企業を募ります
そこで、本運動の趣旨に賛同し、来店したお客様へのマスク配布にご協力いただける企業を20社(先着)募ります。ご提供可能枚数は1社100枚でお申込みを頂き次第、啓発用チラシ・ポスターと合わせて発送し、11月中の配布となります。
配布の際は感染症対策(手渡しせず袋入れの徹底、机に並べる、密を避けるなど)を実施してください。マスクやチラシ、ポスターの費用はかかりませんが、着払い送料のご負担をお願いします。
申し込みはメール(info@zendora.co.jp)まで。タイトルは「オレンジリボンマスク配布希望」として、本文に社名・担当者名・住所(郵便番号含む)・電話番号の記入をお願いします。
皆様のご協力を心よりお待ちしています。