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余録

地元商工会議所の企画で北海道視察へ。SHIRO、ロイズ、石屋製菓などのオープンファクトリーなどを見学した。とりわけチョコレート工場を2軒視察し、真反対な作りだったので強く印象に残った。

ロイズはロボット化された完全省人化工場。衛生面は極めて完璧で、どちらかというと大人向け。反対に石屋製菓は、過去の不祥事を反省・謝罪した記載展示などもあり、工場では従業員がテキパキと動き働いており、メルヘンチックな作り。

両社ともチョコレートの原料となるカカオ作りから製品化までの一連の流れが見れ、受ける印象は人それぞれだが、私は一方に物足りなさを感じ、もう一方の賑わいに納得した。その差は工場内に人の気配を感じるか感じないか。

商品を衛生的かつ安定して作るにはロボットの方が完璧かもしれないが、物足りなさを感じるのは私だけでは無かったようで、空港のお土産コーナーで手にするのはどちらか…を考えてしまった。

ロボット省人化は増え続ける人件費の面でも大きなテーマであるが、行き過ぎるとマイナスもあると教えてくれた企画であった。



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