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『クリーニング業CSV推進協議会』始動!
社会課題の解決により選ばれる店を作る
★ならば…クリーニング業は何をすればよいのか?
本紙ZENDORAがオレンジリボンの活動等をクリーニング店に勧めるのは、店舗での負荷が少ない活動の方が社会的活動をスタートしやすい意味を込めて案内しているが、古着のリユース(回収・譲渡など)の方がベターでクリーニングの商売にマッチしている。
なぜなら、クリーニングの商売の根底に「一枚の服を長く着てもらうこと=クリーニングサービスが不可欠」という構図があるが、これを直接的に宣伝PRすると社会的な活動意義を薄めてしまい、「結局クリーニングしてほしいからでしょ!」と逆効果(イメージの悪化)もありえる。
ここが古着でのPRが難しいところなのだが、こども服に特化・限定すると最初からクリーニングに出される品物ではない点で逆効果のイメージを避けつつ、①子育てが国の重要テーマになっている社会背景、②着用期間が短いので良質な古着が多い、③おさがり(譲渡)の習慣がある、④子育てだけでなく脱炭素にも資する取組みである、 ⑤子育て世帯以外の人々からも取組みの評価が高い、などのメリットが多数挙げられる。
だからこそ、まずはこども服の回収をクリーニング店で行うことを積極的にPRしている。
★回収したこども服はゼンドラで管理。譲渡会を一緒に開催
回収したこども服は、ゼンドラで一括集約しこども服のアウトプット(譲渡会=写真)を適宜開催していく。この譲渡会をクリーニング店自身も関わりながら自店のPRにつなげていく。 譲渡会の開催には自店で集めたこども服だけでは量的にも足りないので、皆で集めたこども服を皆でシェアしながら譲渡会を運営していく。
もちろん譲渡会の開催は任意であるが、会場も大型商業施設など人が多く集まる場所を前提としているので、クリーニング店単独での交渉・運営は難しい部分もあり、ゼンドラがサポートしていく形でスムースに運営させていく。
民間企業なので最終的な活動は営利目的。しかし古着を回収すること、回収した古着を無償譲渡することは、直接的には金銭対価を生む活動ではない。社会的意義がある活動がメディアに取り上げられ、結果的に企業PR・イメージアップにつながり仕事が受注できる。
企業・店名の周知が進み、学校や企業からの仕事が入ってきやすい環境も構築できる。個人のクリーニング利用低下が続く中、売上に対する法人比率を高め、経営を安定させることに極めて有効だ。
★CSV推進協議会 メンバー募集中
これらの取組みを通じ、社会的活動を行いながらクリーニング店自身を活性化させ、利益を生む。このような活動をCSV(Creating Shared Value)といい、本業として社会問題の解決に取り組むことを意味する。
利益度外視で義務的に行うCSRとは異なり、利益を獲得のために社会的な意義のある事業を行う点がCSVの特徴だ。
10月1日号の記事「クリーニング業CSV推進協議会発足!社会課題の解決で選ばれる店を作る最短ルートを提供」を再読いただきたい。
クリーニング店での取り組み事例やその後の商売につなげていく方法やノウハウも蓄積された。だからこそ、ここで会を結成し、夢や志を共有できるクリーニング店と一緒に行動していきたい。ゼンドラ新聞読者ならばどなたでも参加可能なので、連絡をお待ちしています。