人口減の地方都市で今も成長続ける岩手県・星光舎を訪問！

工場・店舗ごとの子細な経費の分析から対策へ

シロセット、リントラクの折目加工の普及を図る日本折目加工クリーナーズ協議会の会員紹介として今回訪問したのは、東北大手の㈱星光舎（本社・岩手県花巻市、高橋哲哉代表取締役社長）。グループ会社の㈲パールドライ（本社・岩手県盛岡市、高橋祐司代表取締役社長）とともに計10工場をもち、大型のロードサイド店、スーパーインショップ、コインランドリー併設店など、多様な業態を広域に多店舗展開している。

コインランドリー併設のオリーブ・ユニバース北上店

40年前のピンチ、岩手に戻り立て直す

昭和35年、タクシー運転手だった創業者・高橋章氏が脱サラしてクリーニング店を開業。創業時の苦労を乗り越えて会社を軌道に乗せ、その後はいち早く集中取次方式の展開を始めて事業が拡大。昭和56年には大型工場を開設したものの、資金繰りが悪化する中で競合他社の出店攻勢に押され、さらに社内でも諸問題が発生して経営は苦境に陥ったという。