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FMCセミナー「価値組」宣言!価値観変化の今がチャンス
大阪に拠点を置く、ファッション素材センター(略称・FMC、佐野勝彦理事長)は、年間9回のセミナーと2回の事業場見学会を通じてファッションビジネスの話題や最新情報の経緯、背景を伝え、知見を深めたり業界人脈を広げたりすることを目的として運営されている会員制の団体で、今年で創立30年になる。
そのFMC 5月度行事は、繊研新聞社・執行役員、中国事業担当の正木隆章氏を講師に迎え、テーマ『「価値組」へ従来思考からの脱却を 魅力ある産業目指して』のセミナーを開催した。概要は、コロナや低価格競争、消費者の価値観の激変などで打撃を受けた繊維ファッション産業は回復基調にあるが全体としては厳しい状況は変わらず、産業としての魅力も低下している実態について、どうすれば企業や産業が次のステージを目指せるか。ファッション繊維産業はクリーニング業とも大きく関わることから、興味深く拝聴した。
まず流れとして、1980年代後半はアパレルやブランドが急増している時代で利益率が高く、1990年代はSPA(製造小売業)がはじまり店舗投資が増え、2008年の「リーマンショック」の大打撃で成長が止まり「就職先にならない」業界となった。
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