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中古品取引でクリーニング技術が活かせる?閑散期の収益対策にも

「お客様から預かった品物を綺麗にすることがクリーニング店の仕事」という従来の考え方を少し変えると、クリーニング業者がこれまで培ってきた技術を活かせる新たな可能性が一気に見えてくる。

「リユース」というキーワードに目を向けると、その市場規模は2022年現在2.9兆円(前年比7.4%増)。直近10年、物価高の上昇などを追い風に右肩上がりが続く成長市場となっている。クリーニング業は品物をリユースできる状態にして返却するという業務内容であり、2.9兆円の巨大市場に食い込めるポテンシャルは十分に持っているはず。

では具体的にどのような形で、リユース市場でクリーニング業者が力を発揮する方法があるのかと言うと、例えば本紙が提案している「古着回収」(=クリーニング店は中古衣類が集まりやすい最適な環境)や「子供服の譲渡会」のほかにも、「ベビーカー・チャイルドシートのクリーニング」、「ブランド品の買取・販売」など様々ある。その中で、新たに注目してもらいたいのが、フリマアプリやオークションサイトを活用し、仕入れたアイテムにクリーニング処理を施すことで価値を高め、サイトで再販売してその差額を利益にするという中古品取引だ。

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