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Texcare ASIA & China Laundry EXPO〈上海〉アジア最大の展示会、今年も活況

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中国・上海で毎年開かれる「中国洗浄展・テックスケアアジア&チャイナランドリーエキスポ」が8月2~4日、上海新国際博覧中心で開催され、本紙も昨年に続き現地取材を行った(リネンプラント夏号にて詳報)。

連日40℃の暑さの中で開かれた中国洗浄展は、ショーフロアの2万3000㎡に、中国、ドイツ、イタリア、日本、オランダ、アメリカなど14の国と地域から289社が出展。来場者数はまだ発表されていないが、昨年(2万7247人)並みの賑わいで、とくに初日は会場内を歩くのも大変なほどであった。

また今回は、ジェンセン、カーネギッサといったヨーロッパの大手企業が出展していなかった。ドイツのテックスケア・インターナショナルが3カ月後に控えていることもあってなのか展示がなく、その分、中国国内のメーカー・商社が大きなブースを構え、連続洗濯機など大型のランドリー機器や自動化のシステムをはじめ、ホームクリーニング向けでも洗剤自動投入機など自動化機器の展示が目立った。

◆RFID管理技術の提案が急増

主催者によると、中国のランドリー市場は需要が拡大傾向にあり、例えば中国だけで2023年に293台の連続洗濯機及び付帯設備が新たに設置され、9年間増加傾向が続いているという。

中国ランドリー工場では、デジタル管理と情報セキュリティの重要性の高まり、レンタルサービスプロバイダーの急増、インテリジェントで自動化された洗浄機器の採用が増加。昨年末からAIテクノロジーの急速な採用が始まっており、展示会でもRFID関連の展示が急増した印象だ。

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国内メーカーが大型機器やRFID製品を展示

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