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産機工 業務用洗濯機部会 出荷金額7.9%増、約531億円。回復基調もコロナ前には戻らず
(一社)日本産業機械工業会業務用洗濯機部会と全日本クリーニング機械連合会は8月26日、2024年度記者発表会を開き機械出荷金額を発表した。2023年4月~2024年3月の機械出荷金額は約531億円で、前年度の約492億円から7.9%のアップとなった。一昨年秋頃からリネンサプライ業の需要が回復しており、機械出荷も回復基調にある。
今年5月の総会で部会長に就任した三科道利部会長(㈱東京洗染機械製作所代表取締役社長)は、業界の現状について「病院リネンはコロナの影響もなく堅調、ホテルリネンはコロナ収束後の急速な国内観光及びインバウンドの増加に伴い回復に向かっているが、ともにエネルギーコストや人件費の高騰および労働力不足の問題に見舞われており、省エネ・省人化のニーズが高まっている。
これらの問題が解決できないと、需要が高まっても洗濯能力が確保できず新規受注ができない状況にある。一方、ホームクリーニング市場は、コロナ明けより回復はしてきているものの、今春の需要は前年並みとなり期待どおりにはなっていない状態が続くほか、リネンサプライ市場と同様にエネルギー、資材コストの高止まりが続いており、経営圧迫の大きな要因となっている」と語った。
その状況での出荷実績については、「ユーザーの環境変化やコストに対する意識の高まりに加え、補助金活用の増加により回復基調にあるが、まだコロナ前の水準には戻っていない(2018年度比94.3%)」とした。
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