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10月より社会保険適用拡大、従業員51人以上の企業も対象 要点まとめ
パート・アルバイト従業員に対する社会保険適用が、今年10月より対象拡大となる。
2016年以降、従業員数501人以上の企業が対象となっていた社会保険は、年金法の改正により2022年10月からは101人~500人の企業に適用拡大となり、さらに今年10月からは、これまで適用が除外されてきた「従業員数51~100人」の企業等で働くパート・アルバイトにも適用が拡大される。これにより、労働時間を減らして社会保険適用を回避する選択も考えられ、労働力不足がさらに深刻化する懸念もある。
◆社会保険加入か扶養範囲内かの選択
加入対象となるのは、▽週の所定労働時間が20時間以上である、▽所定内賃金が月額8.8万円以上である、▽2か月を超える雇用の見込みがある、▽学生ではないこと―となっている。
「週20時間」とは雇用契約上の所定労働時間を指し、たまに残業があって20時間を超えた場合は該当しないが、2か月を超えて実質的に週20時間以上働いていれば、3か月目から適用となる。また、月額賃金8.8万円以上は、残業代や手当を除いた基本給与のみで判断される。
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