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業務を効率化した「ふとん圧縮包装」労働負担軽減し、生産性も向上
山口県防府市に工場を持ち、ふとんの全国宅配クリーニングを行う㈱きらら(伊藤恵一代表取締役)では、㈱日本シーリングのふとん・毛布圧縮機能付きシール機「SF-95A」を導入。宅配送料や倉庫保管コストを低減したほか、袋詰め作業を誰でもできる作業として、働きやすい労働環境にもつなげている。同工場を訪問し、伊藤社長と筒井洸気取締役工場長に話を伺った。
◆洗いにこだわり25年で200万枚を生産
同社ではフレスコの生産システムをベースとして付加価値の高いクリーニングを行う。洗剤は、天然成分100%のオーガニック洗剤、または中性洗剤をお客様が選択できるほか、銀イオン洗浄による抗菌・消臭、さらにオプションで光触媒抗菌コーティングも提供。
品質価値向上の取り組みのほかに、様々な業務効率アップの施策が図られている。
その一つがRFIDタグの導入。預かった大量のふとんは来シーズンまで倉庫で保管されるが、急に寒くなったりすると、早く戻してほしいという要望がある。そうなると、ふとんの山から一日かけて探すこともあったという。これを、バッグにつけたRFIDタグを読み込むことで大幅に効率化。入出荷管理における人的要因のミスをなくしながら残業時間を80%も削減した効果が働き方改革として評価され、令和4年度「誰もが活躍できるやまぐちの企業」に認定、さらに「やまぐち働き方改革推進優良企業」特別賞を受賞している。
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