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ゲーム要素で作業を楽しく生産性も向上 作業進捗可視化システム
大阪府内の優秀な中小企業等が一堂に会し、技術力や企画力のアピール、製品、商品、サービス等のPR、販路の開拓等を行う展示商談会「大阪勧業展2024」が今月、マイドームおおさかで行われ、リネンサプライ工場において作業にゲーム要素を採り入れて生産性を高める作業進捗可視化システム「リアルフォーカス」を開発した日昌電気制御㈱(泉佐野市)が出展した。
リアルフォーカスは、作業進捗をゲームで可視化し、作業者のモチベーションと生産性を向上させるもの。生産数に応じてレベルが上がればアバターの様子が変化。さまざまな表示機能で作業者にドキドキと達成感を与えることで、いつもの作業に楽しみを加える。
こうしたゲーミディケーションは今、注目のモチベーション向上要素となっている。
また、ゲーム内部で作業者毎の生産数を集計し、時間当たりの平均値や最高値、ランキングが自動集計される。日報、週報、月報、過去12ヶ月の比較グラフや時間帯別、作業者別のデータを自動分析し、表示できる。
今回の展示会では、作業しながらゲーム内で「島」ができるという新製品「リアルフォーカス・シナジー」を発表。作業者には自動で役割が割り当てられ、農業・木こり・採石・果物採取などが進みながら、大工が様々な建物を建設する。チームで頑張れば業務終了時に良い島ができ、さぼれば質素な島となる。
実証実験中のリネンサプライ工場では「言葉の壁がある技能実習生も楽しさを感じながら作業している」「どうしたら高得点が出せるか個々が考え、スキルアップにつながっている」「チーム内で休憩中に良いコミュニケーションが生まれている」と評価されている。
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