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都内ユニットショップの事業再構築。工場をサイズダウン→コイン店に
都内のユニットショップが工場作業スペースの一部を改装し、コインランドリーを開設、2024年11月にリニューアルオープンした。東京23区内という土地柄、限られたスペースだが、工場をコンパクト化してコイン併設ユニット店へと転換した経緯と狙いについて、㈱C&L(尾上有嘉子社長)に話を聞いた。
補助金活用して店舗工場が進化
C&Lは、東京都板橋区、北区、豊島区に「クリーニングメリー」を5店舗展開する。販促に長けた尾上社長は、セミナー講師としても人気の人物だが、このところは補助金を活用した設備投資により店舗工場を再生する取り組みを続けてきており、本紙でも何度か取材してきた。
ここ数年の間に、事業再構築補助金をはじめ、様々な補助金制度を使って、工場では水洗機や乾燥機、ワイシャツ仕上げ機、包装機などの最新設備を、さらに店舗では、ロボット受け渡し機やPOSレジなどを導入している。最新機器の高い性能により生産性を高めながら労力を軽減し、そしてお客様に対してはより利便性の高い店へとサービスを向上させてきた。
しかし、長年続くクリーニング需要の縮小の影響は大きく、親の代からこの地で約30年営んできた同店の過去ピークの売上と比べ、近年は約30%ダウンしているという。多彩な販促戦略で知られる同社であってもそれだけダウン…というより、半分以下になった業界総需要から見れば、何とかそこで踏み留めていると言ったほうがいいのかもしれない。
コインとのコラボ 事業化に踏み切る
既報のとおり、積極的な投資を続ける同社では2023年、コインランドリーとクリーニングを併設したLAUNDRY PRESS×Merry豊島長崎店(東京都豊島区)をオープンさせている。
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