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生衛業・価格動向アンケート 今後1年間「値上げ」43%、「据え置く」56%

仕入価格上昇の影響大

2024年は物価上昇の一年といえたが、果たして2025年はどうなるか。日本政策金融公庫では、生活衛生関係営業3290企業(クリーニング261企業含む)を対象に、仕入価格や販売価格など価格動向に関するアンケート調査を実施し、結果をまとめた。

それによると、全体で仕入価格が「上昇した」と回答した企業が約8割ある一方、約3割の企業が仕入価格上昇分を全く価格転嫁できていないことがわかった。以下は調査結果。

1・仕入価格の動向

仕入価格が前年に比べて「上昇した」と回答した企業割合は79.9%と、前年調査を2.8ポイント下回った。

業種別にみると、ホテル・旅館業が94.4%と最も高く、次いで飲食業(91.3%)、クリーニング業(85.8%)。

2・仕入価格上昇の経営悪化への影響

仕入価格上昇の経営悪化への影響は、「影響がある」(「かなり~」「ある程度~」の合計)と回答した企業割合が87.7%となった。「かなり影響がある」と回答した企業割合を業種別にみると、飲食業が47.2%と最も高く、次いでクリーニング業が42.9%となっている。

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