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宝の山を掘り起こそう!

18万円の弁償を18000円にできた方法

高柳 光生・高柳 健太 (たかやなぎ こうせい・たかやなぎ けんた)

高柳 光生

「昨年新品で購入したばかりのシームレスダウンをクリーニングにだしたら剥がれて返ってきた!」。シームレスダウンはボンディング加工ゆえ、いつか必ず剥がれて着られない状態になってしまいます。当然クリーニング屋さんはこのリスクを知っているので、受付時に説明しているはずでが、今回は昨年買ったばかりとお客様に言われたので油断してしまったのでしょうか?

それでも気をつけて、ウェットクリーニングで慎重に洗われたのだと思います。

しかし結果は剥がれてしまい、お客様に損害賠償基準から4万円の弁償金額を提示されました。ところが、お客様が昨年購入された金額が18万円とのことで納得できずトラブル状態になってしまいました。

しかし、お客様がレッツのサイトを見つけてくれてシームレスからシームインにしてまた着られることを知りました。当方の加工価格はハイブランドタウンをシームインに加工(縫製)して1万8000円税別です。先方と交渉して加工代をこのクリーニング屋さんに負担してもらうことになりました。仕上がりも見て喜んでいただきました。これからはずっと安心してクリーニングすることができるのですから! 一方のクリーニング屋さんも1/10の弁償金額で済んだので大変助かったと思います。

クリーニング事故は気をつけていても起こってしまいます。しかし、『修理』を活用することでまた着られるようになることは多々あります。このようなことを知っているのと知らないのでは天地の差があります。

事故 = 弁償ではなく「修理でなんとか解決できないだろうか?」という意識を忘れないでください。

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※今回の事例をYouTube ショート動画にしてみました。このような方法もこれから有効な訴求手段だと思います。ご参考にしてください。

知ってもらう→新規売り上げ

高柳 健太

今回のクレーム処理の件、とても良い売り上げの作り方ですね。実は個人的にはこのタイプを絡めた需要はリフォームとクリーニングに共通している伸び代だという確信があります。今回はこの件について掘り下げてみたいと思います。

コンスタントに発生し続けるお問い合わせ

この連載でもたびたび登場しているクリーニングビフォーアフターというサイトをレッツでは運営しています。今年は11年目になりますが今だにお問い合わせが発生し続けています。これこそまさに知ってもらうことが大切だという証拠です。お客様は圧倒的にクリーニングで綺麗になることや修理で直ることを知りません。特に昨今ファストファッションの台頭でクリーニングやリフォーム離れが進んでしまっています。ですからこれまで以上に知ってもらうというところは大切になってきますね。

同じようなお問い合わせが発生し続ける

お問い合わせは様々なものがありますがもはや定番と言えるものもあります。しかし、コンスタントに色々な方からお問い合わせが届いたり、中にはリピートされる方がいたりと需要は様々です。ここから言えるのはやはりサービスを知らなかった方が「お店に頼めばなんとかなるかもしれない」「色々できることがわかったからまた利用しよう」という意識になったということだと思います。

広がる商圏

ビフォーアフターサイトではもはや1000km先から受注を受けたという方も伺っているだけで数件おりますが、当然数キロ先というお客様はもっと多いはずです。ただ知ってもらうことによる「商圏の拡大」はネット販促ではもはや当然です。8月は閑散期ですがだからこそ知ってもらう施策を打つには絶好の季節です。

ぜひこの機会に次の売り上げづくりを準備したいですね。  ビフォーアフターサイトでは貴店のサービスを知ってもらうことに最適なネットメディアです。ぜひ一緒にクリーニング・リフォームのサービスをお客様に知ってもらいましょう!

ご不明点、ご相談はメールまでお気軽にご連絡ください。 lets.it.1204+zendoraba@gmail.com

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