【リネンプラント第44号2023夏】 RALジャパンの講演会でドイツ・リネン品質管理協会アンドレアス・ヤニング氏は、エネルギー危機ともいわれる欧州におけるガス・電気の高騰とその対策について触れた。リネンレンタルサービス(ホテルリネン)の費用構造の事例では、労務費43%・リネン再調達8%・設備減価償却8%・洗剤3%等のほか、エネルギーコストが危機到来前の約9%から24%に上がっているという。省エネ対策としては、熱源設備の保守点検、設備エネルギー消費量のモニタリング、排水リサイクルのほか、再洗率を挙げた。10t工場で再洗率5%(500㎏)を2%(200㎏)に改善することで、年間10万ユーロを節減できるとした。