1月のクリーニング支出額が前年比9.2%減であったことを3月15日号で報じたが、商況調査では「1月も2月も前年を上回っている」という声が目立った。年末から現在までオミクロン株が猛威を振るっているが、感染対策と経済活動を両立させる取り組みが各方面で進められており、過去2年の「コロナ禍」とはフェーズが変わってきているのかもしれない。さらに、原油や資材高騰の影響から値上げに踏み切った業者も多い。前述の通り冬場の寒さも厳しく、厚物の着用率という意味でも環境は悪くない。一昨年、昨年を上回るための要素は決して少なくないだろう。
コロナ禍で迎える「3度目の春」のスタートは?