9月後半から10月にかけて全国各地で急激に冷え込み、東京都内では10月7日の最高気温は14度で12月上旬並みであった。「着るものがない」と急遽コートを引っ張り出してきたという人の声もあり、夏の暑さはどこへやら、秋を通り越してまるで冬のような気候が続いた。また、3年ぶりに行動制限のなかった今夏。コロナ禍の中、中止されていた夏祭りや花火大会は感染症対策に十分配慮しながら再開する自治体も増え、風物詩の復活に喜ぶ声も聞こえた。コロナ前の活気を取り戻しつつある一方で、原油価格の高騰や世界情勢の不安定、円安による物価上昇は止まらず、企業や家計を圧迫し厳しい局面が続いている。