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狭小1.5坪のスペースにも設置可能の受け渡しロボ
24時間クリーニング品の受け渡しを可能とするロボット「クルリンポン♪」(受付機)と「クルリンパ♪」(引取機)は、小規模事業者から大手業者まで幅広く導入されている(こちらに関連記事)。
ロボは受付機と引取機に分かれており(どちらか1台だけの導入も可)、使い方はいたってシンプル。
まずはICチップの入った専用ランドリーバッグ(販売か無料で配布するか方法は様々)を受付機にタッチ。画面から引取り日を選択すると開錠され、バッグを投函、これで受け付け完了。
一方の引き取りは、受け付け後に発行された伝票もしくは専用アプリのバーコードを引取機のスキャナーに読み込ませる。すると、店舗内に設置されたコンベアーが動き始め、取り出し口から品物が出てくる、といった流れ。専用アプリからのオンライン決済と現金決済(有人営業時間帯に支払う)の両方に対応。TERAOKAとライトの業界2大メーカーのPOSレジ、アプリと連動して商品管理を行う。
店内に設置するコンベアーには1口10点まで、ハンガー、タタミの両方を掛けることができる。また、コンベアーは1度単位で角度を変えたり上下移動の自由が利くことも特徴。
上は鹿児島の白晴舎(本紙3月15日号)、下は東京・板橋区のクリーニングメリー(同・昨年9月1日号)で導入されているロボット(それぞれ右が受付機・左が引取機)。オリジナルのラッピングやデザインが可能
導入先からは、クリーニング会社(フルール)が開発に携わっていることから、「現場目線の痒い所に手が届くロボット」になっているとの声も多く挙がる。引き取り日(仕上がり日)を自由に選択できるようにしたことで、「お客様自ら決めた日にちなので、ちゃんと取りに来て頂けることが多くなった」(=導入先談)と長期間放置品問題の解消にも繋がっている。
また、引き取り日が近くなければ店でタグ付けをする必要もないので生産も効率化される。繁忙期でも優先順位を決めて業務に臨むことができる。24時間いつでもクリーニング店を利用可能となるお客にとってのメリットだけでなく、店側へのメリットも大きいそうだ。
ロボットに関する問い合わせ、見学希望は㈱リプラス(TEL.03-5747-0380)まで。
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